スイングアームを塗装してチェーンアジャスターでスイングアームに傷が付くのが気になって制作しました。当時はフライスをNC化して間もなかったため、簡単な形状でNCフライス加工の練習でもありました。 フライスを購入する前は、ステカでカーボン柄のカッティングシートを切り出し使用していましたが、本物のカーボンプレートを切り出して作ってみました。
まずは寸法測定です。
気のすむまで寸法を測定したら、これをCADで図面化します。
2DCADで図面化
まずは2DCAD(製図ソフト)で図面化します。
製図ソフトは、ネット上で無料で使える物が多数存在します。
CAMソフト(Cut2D)でGコード化
AR_CADで図面を作って、CAMソフト(Cut2D 有料)に読み込ませてGコードを作ります。
CAMソフトが作ったGコードを、NCフライス盤をコントロールする切削ソフトウェアに読み込ませて
加工していきます。 ↓はCAMソフト(Cut2D)のインターフェースです。
切削風景
カーボンを切り出すのに適したエンドミルとエンドミル回転数、送り速度等、適した条件を調整しない
と、端部がささくれになったりします。
少しささくれが出てしまいましたが、仕上げ(端部に手作業でペーパーがけ)すれば大丈夫でした。
1mm圧のカーボンプレートなので、丁寧に切り出すこととして、
2パス(エンドミルを1回0.5mmの深さで2回走らせる)で切り出しましたが
それほど時間はかかりません。
フィッティング
どれほど丁寧に採寸しても、合わせてみて駄目なケースが多いですが、今回は上手く行ったようです。
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