エアーツールホルダーを作ってみた話。(回顧録)

airtool-holder-design 3Dプリンター

エアーコンプレッサーを保有すると、細々としたエアーツールが増えることとなります。

使いたい時に無いということを繰り返すたびに、収納を考えるようになりました。

どう収納するか?

エアーツールの収納を考えた際、検索等で、一番目に付くのが、

下写真のような雌カプラーを利用したものとなります。

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こちらはこちらで、エアーツールを確実に固定できるというメリットがありますが、

エアーツールを交換する際に、カプラーを操作して脱着するという手間があります。

このちょっとした手間を何とかしたいというのが事の始まりでした。

制作コンセプト

コンセプトは以下の2点です。

  1. コンセプトは、エアーツールの脱着が片手できること。
  2. なるべく安いこと。

上記コンセプトを満たすため選択した手法は、いつも通り3Dプリンターとなります。

設計して苦労した点

1 エアーカプラーの雄側、微妙にサイズが違う

 10.56mm~10.96mm と直径が微妙に異なる。

 この程度の寸法の違いは、3Dプリンターで再現が難しい。

 必然的に何度も試作を繰り返し丁度良い寸法を割り出すこととなりました。

2 PLAは柔い

 3Dプリンターで用いる一般的な素材は、PLA(ポリ乳酸)フィラメントとなる。

 非常に扱いやすい素材ではあるものの、熱や、長期荷重に対する耐久性が低い

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 何も考えずに上記のような形状で印刷すると、

 エアーツールの重さに負けて変形してしまうことがわかったため、下記のように補強しました。

 リブを入れ各部の板厚も増しています。

  また、設計形状の他に印刷設定(インフィル密度)も調整しています。

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工夫したポイント

ポイント1 エアーツールがかかる箇所に窪みを設けました。

 これにより、掛けたツール安定し、不意に外れにくくなっています。

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ポイント2 なるべく送料を安くしたい。

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 ヤフオクで販売することを考え、厚さ3cm以内のネコポスに対応したサイズとしました。

 これにより全国一律210円で配送可能となりました。

既にご購入いただいた方へ

とまあ、いろいろな事を考えて作った商品ですが、お手に取ってみて不都合な点等あるかと思います。

本ブログの商品改善のヒントとさせていただきますので、「コメント欄」もしくは「お問い合わせ」で

お聞かせください。

 また、お寄せいただいた意見等を元に、製品形状を随時変更することがありますので、

ご了承願います。

ご購入を検討されている方へ

本ブログで紹介したエアーツールホルダーはヤフオクに出品しています。

3つ掛け~7つ掛けまでご用意しています。→ヤフオク! – エアーツールホルダー Lサイズ (yahoo.co.jp) よろしくお願いします。

※本ブログからの直接販売は行いませんのでご了承願います。

 coming soon!

ヤフオクの質問欄で、重量物を掛けたいというニーズが多いことがわかりました。

これまでは、重量物を掛けた際の耐久のテストをしていないので、軽量のエアーツール用として、

出品していましたが、現在耐久テストを繰り返し行っています。

airtool holder
エアーインパクト 重量2.2kgもあります。

良い物が出来たらまた出品させていただきますのでご期待下さい。

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